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企業のアイデンティティを、
オフィスのカタチに落とし込む。

イー・アンド・エム株式会社様

イー・アンド・エム株式会社 様

業種:
コンピュータにおけるソフトウェアの開発、販売および関連サービス・サポート
時期:
2015年3月 ~

自分たちの手で新しいものを生み出すことを大切に、ソフトウェア開発を行ってきたイー・アンド・エム様。2015年、事業拡張を目指し、より機能性の高い建物にオフィスを移転したいと、FRSへご相談をいただきました。自分たちの手で、こだわりとアイデンティティを表現することにとても意欲的だったお客様だったからこそ、働く人みなにとって理想的なオフィス空間を体現することができました。

Project 1
本社移転プロジェクト

多くのこだわりを
空間として体現するオフィスをつくる。

すでに世の中にあるものじゃつまらない。自分たちの手で何か生み出していきたい。つねに新しいものづくりに挑んできたお客様の姿勢は、今回のオフィス移転プロジェクトにおいても変わらないものでした。社内でプロジェクトチームが結成され、管理部門の方はもちろん開発部門のトップや役員陣、そして会長、社長自らも参加。様々な方が何度も議論し、アイデアを出しながら、理想のオフィス像が描かれていきました。中でも特にこだわりがあったのが、レセプションラウンジに1枚の黒いプレートをつくること。このプレートは映画「2001年宇宙の旅」に登場する謎の物体「モノリス」をモチーフにしたものです。「モノリス」は宇宙の始まりにおいて、すべての知性のオリジンを象徴するもの、具象化したものととらえられており、イー・アンド・エム様では、ソフトウェア開発のプロとしてのアイデンティティや、これからに向けた決意を「モノリス」として、レセプションラウンジに表現されました。

非常に明確なオフィス像を描いているお客様でしたので、私たちFRSが行ったことは、たったひとつ。お客様の理想をカタチにするために力を発揮することでした。たとえば「モノリス」を設置するにあたり、材質はどのようなものが適しているか、耐震性を考慮した場合どのような工事方法がふさわしいか。何パターンもの提案を行いながら徐々に理想を現実のものにしていきました。エントランス以外のオフィス設計においても、システムの会社であるがゆえサーバーフロアや開発室の電力消費量を意識したり、法規関連をチェックしたり。こだわりの実現と、実務における適切な空間を両立できるような提案を行っていきました。オフィス移転予定日の直前まで議論は続きましたが、その分、多くの人の要望を体現したオフィスに。その後も、オフィスに関するご相談はすぐに連絡をいただけるような関係が続いています。

お客様の声

イー・アンド・エム株式会社
管理本部課長代理

楓 晋介 様

イー・アンド・エム株式会社
管理本部本部長代理

濱田 啓介 様

必要だったのは、
私たちの考えに寄り添ってくれる力。

オフィス移転にあたっては、大きな課題がふたつありました。ひとつは、より機能性の高い建物に移りたいと考えていたこと。もうひとつは、訪問されたお客様や就職を希望される学生の方々に「当社はこんな会社です」とプレゼンテーションできるようなオフィスにしたかったことです。前者は最適な物件を探せばよかったのですが、苦労したのは後者です。社員たちは働く環境に誰しもこだわりを持っており、他の企業にはないものをつくりたいという考えも強い。会議やメールのやり取りが夜間に及ぶこともありました。しかしFRSさんは、そんな私たちに一貫して寄り添う姿勢を見せてくれました。時には、会議が白熱しすぎたときにも漏らさず意見を拾ってくれたり、また、ある時には、参考になるものが見たいとお願いすると、段ボール5箱分もの参考資料をドンと届けてくれたり。最初は、各々、思うがまま発せられていた多くの考えが、FRSさんのサポートによって、目に見えるものに変わっていくことを実感しました。

移転してから1年が経ち感じるのは、自分たちらしいオフィスで働くことの大切さです。このオフィスで働くことそのものが誇らしければ業務効率も上がりますし、我々のこだわりを体現した空間に毎日触れることはその都度、初心に返るような想いもあります。企業説明会などに来られた学生のみなさんからの反応も非常にいいですね。「こだわりのある社風」を最もわかりやすい形で見てもらうことができていると感じています。ここまで二人三脚でやってきて、FRSさんには私たちのことを深く理解してもらっている。今後とも、オフィスのことは何でも聞いてくれるパートナーでい続けて欲しい。そう思っています。

取材実施:2016年10月