テレワークが一般化されつつも、オフィスという場の重要性は再認識されつつあります。以前からオフィスの重要性を評価、出社することを前提にしているグローバルカンパニーが、意外にも、あのGoogle社。
Google社では、「2021年秋以降は、従業員の約60%が週に数日はオフィスに集まり、それ以外の20%は別のオフィスで勤務し、残り20%は在宅勤務になる」(2021/05/07 CNET JAPAN)と報じられています。
オフィスという同じ空間で過ごすことで、円滑なコミュニケーションが生まれ、新たなコラボレーションが実現されたり、イノベーションが起きたり。そういうものを大切にしているというわけですね。
このように、オフィス勤務とテレワークを併用する働き方が多くの企業で定着しつつありますが、そんな多様化の進んだオフィス環境では、健康面に配慮された設備の導入やアイデアが採用されていることもしばしば。
「照明」によって体内時計を整える
画像引用:「調光調色 Tunable LEDZ」遠藤照明
適度なリラックスを醸成するための設備の共通点は、「五感を刺激する」という点。
ヒーリングミュージックによって聴覚を刺激したり、緑視率(=人の視界に占める緑の割合を測る指標)を高め視覚を刺激したり、アロマディフューザーで嗅覚を刺激したり…などなど、五感を刺激することでワークプレイスにリラックス効果をもたそうとするプロダクトが各社からリリースされています。
そんな中、今回ご紹介するのはサーカディアンリズムという体内時計を整えてくれる照明について。
人が生来もっている身体リズムを「体内時計」といい、サーカディアンリズムは、24時間周期の体内時計を指します。人間は元来、太陽の光によって睡眠や覚醒、食事などのリズムを整えてきました。しかし現代では、夜間でも蛍光灯やブルーライトの刺激を浴びるため、このサーカディアンリズムが調整しにくくなり、さまざまな身体の異変が生じているのだとか。
サーガンディアンリズムを整えてくれる照明は、オフィス内にいても、人にとって適している太陽光の光の色、そしてその変化を人工的に調光・調色して再現することで、体内時計を適切なリズムに調節してあげることができます。
「モニターアーム」と「セカンドディスプレイ」によって姿勢を整える
画像引用:「モニターアーム」Herman Miller Store
働く場所を自由に選択できるようになりつつある昨今では、オフィス内でもフリーアドレスが一般的。会社で貸与するPCは、いわゆるモバイルPCと呼ばれる比較的軽量・コンパクトなサイズが主流です。そんなPCの画面を長時間見つめていると、どうしても目線が下がって背中が丸くなりがち。姿勢の悪さは、健康の大敵です。
そんな課題に対するソリューション、モニターアーム(=モニターの高さや角度を自由に変えることができるパソコン周辺機器)とセカンドディスプレイを各席に常設しておくこと。
利用者は、モバイルPCのキーボードは使用しつつも、自分が正しい姿勢を保つことができる位置にディスプレイを調節してから業務を行なうことで、目線を下げずにセカンドディスプレイを見ながら業務ができます。
ぜひご活用いただきたいアイテムのひとつです。
「スタンディング・デスク」によって脳と身体を整える
画像引用:「Swift(スイフト)」オカムラ
オフィスワークは、どうしても座り姿勢が基本ですが、長時間同じ姿勢で座っていることは健康の大敵。
そんな課題解決には、オフィスの一部に数台のスタンディング・デスクを導入するのがオススメ。デスクワークに定期的に立ち姿勢を取り入れることで、健康面で良い影響が期待できるほか、
などの副次的な効果ももたらされるかもしれません。アメリカのテキサスA&M大学の研究チームが行った研究成果では、スタンディング・デスクが脳の機能向上に寄与したとの発表も。
今回は、ワークプレイスにおける「健康管理」についてレポートしてきました。内容に関するご質問や、気になるアイテムがございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
(著:FRS広報チーム)