そのスマホ・・・実は感染源かも。
スマホを使った決済やネットショッピングなどスマホは世代を問わず生活には欠かせない存在となっています。
2018年の某コンサルティング系調査会社の発表によると、1人当たりの利用時間はついに3時間を超えたとの事。
全年代の統計で60%超がスマホを保有し、世帯保有率データで、75.1%とPCの保有率を超えました。
しかし、そのスマホには様々な菌が付着しており、オフィスや家庭に持ち込むことで菌の感染源になっている可能性があります。
今回は、スマホに付着する菌についてご紹介させて頂きます。
■スマホが汚れている原因
こんな行動、心当たりありませんか?
・電話中に汗が出て画面に皮脂がベッタリ
・電話中にくしゃみやせきをする
・汚れた指でのスマホ操作
・トイレにスマホを持ち込む
こういった何気ない行動は、スマホに菌が移りやすい状況をつくり、
場合によりスマホの画面上で菌が繁殖している事も考えられます。
また、トイレへの持ち込みも非常に危険です。トイレは排泄する場所なので、
トイレ内で発生した様々な菌が持ち込まれたスマホに付着する可能性が高くなります。
■どんな菌が付着しているの?
では、スマホにはどんな菌が付着するのでしょうか?
まず、主にはヒトの皮膚にいる「常在菌」という菌。人間は体中に存在する「常在菌」と共生しており、
スマホで電話をしたり、指で触ったりすることで常在菌が付着します。
常在菌とは、病原性を示さずむしろ外部からの侵入菌の増殖を防いでくれるものを「善玉常在菌」といいます。
病原性を示す常在菌は、そのヒトにとってはいわゆる「悪玉常在菌」です。
ここで問題なのは、自分にとっての善玉常在菌が他人にとって悪玉常在菌になることがあることです。
年齢や免疫力などによって左右されるのです。
次に、トイレに持ち込んだ場合。先ほどもお話しましたが、トイレは人が排泄する場所。
ノロウィルスや大腸菌O157、食中毒など数えられない程の菌の存在が考えられます。
その中に持ち込んだスマホは、菌が付着することはもちろん、そのスマホを触った手で食べ物を食べたり、
鼻や口を触ったりするとどうなるか想像できますよね。
だからと言ってスマホを水洗いすることなどはありません!
知らないうちに、スマホに付着した菌が感染源となり、様々な人と接触することで菌を拡散している可能性だってあるのです。
■そんな事態を防ぐには・・・
やはり基本的な予防が大切です!
◆トイレにスマホを持ち込まず、通話はしない
スマホを除菌する習慣はほとんどの方がないと思います。
トイレには、様々な雑菌が存在し、画面に付着する可能性も高いので、持ち込まないようにしましょう!
◆手洗いをし、消毒をする
感染の80%は「接触感染」によるものです。1日中スマホを指や手で触りますよね。
その指や手でものに触れ、そこから他人の指や手に移れば感染する可能性も高くなります。
手洗いを徹底し、その後はアルコールスプレーなども活用してダブル予防をしましょう。
◆咳エチケット
くしゃみや咳が出る人は周辺の人に「飛沫感染」させる恐れがありますし、
スマホで通話をしながら、くしゃみや咳が出てしまう事もありますよね。
くしゃみや咳が出やすいと感じたときは、しっかりマスクを着用しましょう。
◆日ごろの健康管理
日ごろからなるべく健康を管理し、食事や睡眠を十分にとる事が必要です。
疲れたり、睡眠不足だと抵抗力が低下し感染しやすくなるので、抵抗力を高めましょう。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、スマホの菌についてはご紹介いたしました。
振り返ってみるとスマホはどこにでも持ち込める非常に身近な物、が故に、菌を持ち込む接触感染の感染源でもある事が分かりました。
外からの菌を100%防ぐことはできません。
だからこそ、菌を拡散させないよう、一人、一人の意識と、会社で対策を取る必要があります。
これからの年末から年明け1月はインフルエンザの感染率も高くなる時期にもなります。
早めの予防でこの冬を乗り切りましょう。