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コラム : 第30回

増えているオフィスの「音」問題。


今様々な働き方の変革により、フリースペースが拡大するなどオフィスのオープン化が進んでいる一方、 「集中しにくい」「聞かれたくない」などの音による課題が出てきています。
また、隣接する会議室の音漏れも長年の悩みとして抱えている企業様も多いのではないでしょうか。

今回はそんな「音」問題を軽減する解決方法をご紹介します。

■音が気になるワケ・・・


与えられたオフィス環境で働くという考えから、社員が自発的に働ける、 イノベーションが起こりやすいオフィスへとオフィスの在り方が変わってきています。
「音や声が気になる」問題は、そんな働き方の変化が大きく関わっていると考えられます。

①アクティビティー・ベースド・ワーキング(Activity based Working)

最近のオフィスで導入が進む、ABWのように仕事の内容に応じて働く場所・時間を選択できる働き方は、 人の行き交いに比例してコミュニケーション(=会話)の量も増えます。 また、異なった機能(集中とコラボ)が隣接していると、音の問題も発生しやすくなります。

※ABWとは?:https://www.realstraight.co.jp/column/007/

②先進的なデザインオフィス

一般的なオフィスの天井(吸音ボード)や床(タイルカーペット)は、音が反響しにくい性能になっています。 しかし、イノベーションを生む目的で作られたデザイン性の高いオフィスでは、天井を抜いたり、 木目調や石調の硬質な床材を仕様する事も多く、そのようなケースでは、音が反響しやすい空間となってしまいがちです。

③働き方の多様性によるICTの活用

自宅、サテライト、支店、出張先など遠隔でMTGを行う企業が増えてきています。 ICT機器の高性能化が進んだ事により、専用会議室だけでなくフレキシブルなオフィス機能として取り入れられる一方で、 音のボリュームや場所により、音問題へと発展してしまいます。

■どのように対策をすればいいの?

音問題を解決する手段として「防音」をイメージする方も多いと思いますが、 防音をするための手段として使われるのが「遮音」と「吸音」です。


【遮音】

遮音とは、コンクリートや鉄板、ゴムなどの素材を使い、音を外に逃がさず室内に留めます。 遮音空間をつくるには、これらの材料の他に空間を密閉化する必要があるため、大掛かりな工事が発生し、 コストが高額になってしまいます。

【吸音】

吸音は音の反射を減らし、外への音漏れを防ぎます。
フェルトや布素材など比較的安価な素材を使うだけで音漏れを軽減し、 遮音工事のような大掛かりな工事も必要なく、簡単にオフィスへ取り入れる事ができます。

■どれだけ効果があるの?

人が生活する中で、不快に感じやすい音の周波数目安は、2000~4000Hzと言われています。 2000~4000Hzは子供の泣き声やセミの鳴き声に相当する周波数です。
吸音パネルを使う事で、この不快に感じる周波数音域に対して高く効果を発揮するため、 様々な音問題を軽減できるアイテムとして効果的です。


■吸音アイテムってどんなものがあるの?

【壁掛けタイプ】

壁掛けの吸音パネルは、会議室や打合せスペースなどに取り付けることで隣の部屋や、 外への声漏れを軽減します。


※出典(右):https://www.wsi.jp/brand/buzzispace/

【天井付け/天井吊りタイプ】

天井へ取り付け、吊り下げるタイプの吸音パネルは、天井へ反響する音や声を吸収します。 天井を抜いたケースでは、デザイン性の高い商品もあるのでおススメです。


【自立式タイプ】

空間と空間の間に簡易に置く事で効果が期待できます。
例えば、部門間、執務と会議室の間、リフレッシュスペースとの間などにおススメです。 また、マジックテープやマグネット仕様の自立式パネルを並べるとブース型にもなり、 組合せる事で集中作業スペースやフォーンブースとしても役立ちます。

※出典(左):https://www.wsi.jp/brand/buzzispace/


【デスクトップパネルタイプ】

デスク上に置くタイプの吸音パネル。吸音効果に加え、気になる視線も遮る事ができます。


【ブース型タイプ】

さっと集まってMTGしたい、集中して効率よく作業したい時に執務スペースやフリースペースの 一角にあると便利なのがブース型タイプです。

※出典:https://www.kokuyo-furniture.co.jp/products/office/inframe/


■まとめ

今回は、音問題を軽減する解決方法をご紹介いたしました。
以前、サウンドマスキングに関する記事をご紹介しましたが、 「音」の悩みを解決する商材を見る機会が増えている気がします。 音が完全に聞こえないようにするには、時間も費用もかかりますが、 吸音パネルであれば工事をすることが無く取り入れる事ができます。
吸音パネルには、デザインやカラーのバリエーションが多く、 取り付ける空間に合わせてデザインする事が可能です。 オフィス内の「音」問題にお悩みの方は、一度検討されてみてはいかがでしょうか。

【情報提供協力】
・ドリックス株式会社様

http://www.dorix.co.jp/