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コラム : 第12回

憧れの大規模ビルへの移転。注意すべき事は?


新築ビルの建設が進むここ数年。企業ブランドイメージの向上、採用強化などを理由に大規模ビルへの入居を検討する企業様も多いのではないでしょうか。

かつては、大企業が大規模ビルに入居するというイメージがあった中、最近ではスタートアップ企業が新築の大規模ビルへの移転が決定するなど、今後は大規模ビルへ入居できる企業の幅が広がる可能性がありそうです。


大規模ビルは賃料が高くなりますが一等の立地、ビルの高級感、ビル設備・管理、セキュリティ面など入居後の体制は整っております。が故に、入居前に知っておかなければいけない点がいくつかあります。大規模ビルのメリットとデメリットをまとめましたので、ご紹介いたします。

【大規模ビル】

■メリット

  • 企業のイメージアップ向上に繋がる(ブランド、採用)
  • 立地が良く、アクセスがしやすい
  • 同ビル内に飲食店舗、銀行、郵便局、クリニック、コンビニ、ドラッグストアなどの施設があり便利
  • セキュリティ面では入退館の管理システムがしっかりしている
  • BCP対策に対応している

    -ビルの耐震性(耐震補強工事の実施や免震・制震対応しているビルもある)
    -帰宅困難者の受け入れ、対応
    -防災備品一式(入居テナント及び帰宅困難者用など)
    -電力供給のバックアップ(非常用発電機、複数回路受電などによるバックアップ)
    -災害時の周辺一体エリアとの連携、対応、入居テナント向けの避難訓練

大規模ビルへの入居は企業ブランドイメージアップに非常に効果的です。
入居ビルは企業イメージの第一印象と言っても過言ではなく、物件選定時の選定ポイントの一つにビルクオリティーが挙がることも多々あります。
また東日本大震災での教訓から、最近ではビル側のBCP対策も充実してきております。
ビル内のライフラインの確保はもちろんのこと、東日本大震災でも問題になった帰宅困難者の受け入れ、また、自社ビルのみならず周辺地域と連携し災害対策を行うなど防災への意識が高く、防災を考慮したビル構造にもなってきております。



■注意点

  • セントラル空調の場合、コアタイム以外は空調費用が別途発生する。
    (時間外空調費はビルにより異なるためビル側への確認が必要)
  • 内装造作による原状変更工事は貸主指定業者であるケースが多い
  • エレベーターの朝の混雑や待ち時間、ビル内での移動に時間がかかる
  • その他、そのビル特有の管理費用が発生することがある

大規模ビルの入居を検討する際は空調利用時間に注意する必要があります。入居ビルがセントラル空調方式の場合、コアタイム時間外の空調費用はテナント側の負担となり、場合により高額になることも考えられます。しかし、コアタイム時間内の空調費用は共益費に含まれている事もあるため残業が少ない企業様にはコストメリットが出る場合もあります。内覧などのタイミングで空調費用について詳しく聞いておくとよいでしょう。

また、内装工事や退去時の原状回復工事に関しては貸主指定業者の工事となるケースが多く、金額の比較ができないため、見積り金額に驚かれる場合もあると思います。
入居を検討する際は、各種工事区分と貸主指定か否かを聞いておく事で事前に移転に関わる予算の対策もしやすくなります。また、入居後のレイアウト変更時にも関わってきますので、事前に把握しておく事をおすすめします。


【まとめ】

今回は大規模ビルを検討する際のポイントをご紹介いたしました。
「ちょっと大変そう」「費用がかかるかも」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、ビル専属の貸主指定業者は、知識と経験が豊富で何よりそのビルの事をよく把握されているため、最適なオフィス環境を構築してくれるという安心感もあります。
時短勤務で働き方改革を推進しましょうと言われている昨今、テナント企業様にとっては業務に集中しやすくなり、生産性の向上にも繋がるでしょう。

オフィスの移転はやる事が多く非常に大変なイベントです。できるだけスムーズにスケジュール通りに進めたいと思っていても中々スムーズに進まないものです。様々な要因を踏まえておくことは貴社にとってもメリットになります。
もし、気になる点や不安なことがあれば物件紹介会社や移転PM会社への早期相談をしておくとよいでしょう。


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